トップメッセージ
私たちシオノギファーマは、2025年4月1日に、塩野義製薬のグループ会社であったUMNファーマを統合し、まさに更なる成長と進化を遂げようとしています。この決断は、私たちの事業戦略を再定義し、それを強力に推し進めるためにより強固で効率的な体制を築く重要な一歩であります。
私たちの使命は変わらず、高品質な製品と専門性のあるサービスをより効率的に、かつ経済的に提供することにあります。しかし、これからはさらなる革新と挑戦が求められます。時代の変化に柔軟に対応し、顧客のニーズに的確に応えるために、我々は常に進化し続けることを誓います。
UMNファーマとの統合により、私たちの技術力と専門知識が更に強化され、新たな価値を生み出す準備が整っています。我々は常にステークホルダーと共に歩み、共に成長し、社会に貢献することを使命とし、その精神を忘れることなく、未来に向かって進んでまいります。
シオノギファーマは、今後の成長に向けて大きな展望と意気込みを持っています。私たちは生産(工場)のオートメーション化、スマート化など、先進技術を活用したイノベーションに積極的に取り組み、将来のあるべき姿を実現するための計画を着実に進めてまいります。このオートメーション化により、生産プロセスの効率化を図り、品質管理の向上を目指します。人間が手作業で行う作業を自動化することで、作業の正確性と安定性を高め、生産性を向上させることができます。また、AIの活用を含むスマート化、DX化により、生産データのリアルタイムなモニタリングや分析が可能となり、リーンマネジメントを実現し、迅速な意思決定が可能となります。これは特に、次のパンデミック時や感染症流行時の適時、適切な製品の生産と供給に大いに役立ちます。
さらに、私たちはサステナビリティの観点から、環境負荷の軽減や省エネルギー化にも積極的に取り組んでまいります。持続可能な企業活動を推進し、社会的責任を果たすために、循環型経済を実現する取り組みを強化していきます。これらの取り組みにより、私たちはより効率的で持続可能な生産体制を構築し、顧客へのサービス向上と品質保証に貢献してまいります。技術革新と挑戦の精神を大切にし、変化する時代に適応しながら、常に進化し続けることをお約束いたします。また、シオノギファーマは、経済安全保障や事業継続計画(BCP)への対応において、サプライチェーンの重要性を認識し、生産(工場)が果たすべき役割にも重点を置いて取り組んでいます。私たちは、単なる製品の生産だけでなく、社会に貢献し、安定した医薬品供給を確保することに責任を持ちます。
経済安全保障やBCPにおいて、サプライチェーンの重要性はますます高まっています。生産(工場)は、サプライチェーンの要として、製品の供給確保やリスク管理において不可欠な役割を果たします。特に医薬品の生産においては、先のコロナパンデミック時にそうであったように、安定した供給が社会全体の安全保障にも繋がる重要な要素となります。
私たちは、生産(工場)が持つ重要性を認識し、BCPに基づいたリスク管理を徹底し、災害や緊急事態にも迅速かつ適切に対応できる体制を整備しています。また、環境変化や市場変動に柔軟に対応するために、持続可能な生産システムを構築し、サプライチェーンの安定性を確保してまいります。
このように、私たち新しいシオノギファーマは、経済安全保障やBCPへの対応においてもリーダーシップを発揮し、社会に貢献する使命を全うする覚悟であります。顧客と社会の期待に応えるために、生産(工場)の重要性を理解し、常に最高水準の品質と安定した供給を提供し続けることをお約束いたします。
新たな章が始まるシオノギファーマは、より大きな夢と目標を抱き、一層の創造と挑戦を成し遂げる覚悟でいます。皆さまとともに、未来を切り拓いてまいります。ご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
代表取締役社長 井宗 康悦