■ EHS組織体制

 

 シオノギファーマのEHS、すなわち環境(E:Environment)、健康(H:Health)、安全(S:Safety)を推進する組織体制では、統括EHS責任者が全社のEHSに関して統合的なマネジメントを行い、さらに各拠点の工場長が拠点のEHS責任者を務めています。

 また、EHSに係る意思決定機関として「EHS委員会」を設置し、全組織長に加えて各拠点の実務責任者であるEHS管理責任者が構成メンバーとして参画し、EHSに関する全社行動目標の策定や、マネジメントレビューなどの活動を推進しています。意思決定された案件は、適切な上位会議体にて決裁を受ける仕組みとなっています。
 さらに、毒性担当者としてToxicologistをアサインし、科学的かつ合理的な作業者ばく露対策のための、化学物質の毒性に係る評価を行っています。

EHSマネジメントシステム

 

 シオノギファーマの生産工場はISO(International Organization for Standardization<国際標準化機構>)の認証を受けています。環境マネジメントシステムISO14001においては、地球環境へ配慮した組織/企業活動を行っていると国際的に認知される活動を行っており、労働安全衛生マネジメントシステムISO45001においては、あらゆる職場において安全な労働環境を実現するための仕組みを整えています。各拠点の認証状況は上の図に示したとおりです。

 これらに準拠した活動ができているか、毎年各拠点で実施する自己点検において、確認と振り返りを行っています。

サプライチェーンマネジメント

 

● 基本的な調達の考え

 私たちはSHIONOGIグループの一員として、医薬品業界における持続可能な調達の推進を目的とする非営利団体PSCI※1の原則および国連グローバル・コンパクト※2の人権、労働基準、環境、および腐敗防止の4分野10原則に基づき、『SHIONOGIグループビジネスパートナーに求める行動規範※3』を策定し、誠実・正確・公正・透明を基本とするCSR調達を進めています。

 

 

 ビジネスパートナーの皆様には、『SHIONOGIグループビジネスパートナーに求める行動規範』の遵守にご賛同いただき、協調して自律的かつ継続的にESGマネジメントの改善に取り組んでまいります。

● CSR調達におけるESGマネジメント

 

 私たちは、「SHIONOGIグループ調達ポリシー」に基づき、法令を遵守し、合理的に取引先を選定して、公平・公正な取引を行い、相互に発展していくことで、高品質な医薬品の安定・安心な供給にビジネスパートナーと共に取り組みます。

 私たちは、多くの患者さまや医療関係者ならびに社会に有用となる、品質、安全性、医療経済性に優れた製品・サービスを創出し、継続的・安定的に提供するために、適正量・適正品質の原材料・物品・サービスを適正価格で調達いたします。

 

 そのために、

私たちは、私たちが定める「サプライヤー/コントラクターマネジメント基準」にEHS項目も加え、ビジネスパートナーも含めた

 サプライチェーン全体のESGマネジメントを強化いたします。

私たちは、法令遵守・コンプライアンスを徹底するための取り組みを継続して行います。

私たちは、国土交通省・経済産業省・農林水産省が、上場企業および各都道府県の主要企業に対し、参加を呼び掛けている

 「ホワイト物流」推進運動に賛同し、ホワイト物流の取り組みを行います。

私たちはCO2排出量削減への取り組みとして、SHIONOGIグループとの取引額上位 20社を重点取り組みサプライヤーに選定し、

 2030年までにCO2排出量-20% (2019年度比)の達成を共に目指します。