■ EHS行動目標

 

 シオノギファーマでは、塩野義製薬株式会社が定めたSHIONOGIグループEHS行動目標*に加えて、独自の全社行動目標の設定を行い、さらに拠点ごとの行動目標を策定しています。その実績については、次年度のマネジメントレビューにおいて経営層に報告して振り返りを行い、PDCAを回しています。

 

2024年度EHS行動目標

 

 2023年度の行動目標に対する活動実績及びグループ中長期EHS行動目標等を踏まえて策定した2024年度の行動目標では、企業として取り組むべき気候変動や廃棄物への対策に加え、感染症薬生産会社の責務としてのAMR**管理や工場の基本である産業安全衛生等を挙げ、安全・安心でサステイナブルな生産活動を実現すべく、取り組みを行っています。

 

**AMR:薬剤耐性Antimicrobial Resistance

 

目標項目

2024年度行動目標

AMR管理

1.    SOPに従って継続運用

気候変動

Scope1+2

●【エネルギー種(使うもの)のコントロール(CO2削減)】

1.  化石燃料転換に向けた計画立案

2.  再エネ電力の導入【摂津:2024年4月~】

 

●【エネルギー使用量のコントロール(省エネ)】

1.  太陽光パネル導入 課題の整理と設置決裁

2.  設備更新などに合わせて、高効率な設備へ置き換える

3.  GHG*1排出削減の課題認識

 

*1:温室効果ガス

 

Scope3

1.    サプライヤーエンゲージメントの推進

省資源・資源循環

1. 最終処分率 1%以下

2. 廃プラ再資源化率 40%以上

3. 資源循環プロジェクト
  ・段ボールラベル台紙の水平リサイクル適用
  ・バイオマスボトル化
  ・バンドフィルムの省資源化/生分解性材料への変更
  ・メカニカルリサイクルPET*2フィルムの採用検討

 ・バイオマスPTP*3の採用

 

*2:ポリエチレンテレフタレート

*3:press through pack 錠剤やカプセルをプラスチックとアルミで挟んだシート状の包装形態

1.  一般排水の環境影響評価  SOPに従って継続運用

2.  水資源還元率モニタリング準備
 ・ウォータ―バランスの図面化
 ・モニタリングに必要な場所と機器の抽出

産業安全衛生の推進

1.    既存品のOEL設定を推進

2.    設備と保護具のリスクアセスメントの実施

3.    労働災害度数率1.0以下

健康経営の推進

1.健康推進のためのセミナー等をSBP*4とともに推進する(継続)

 

*4:シオノギビジネスパートナー

EHSマネジメントシステムの強化

1.    伊丹工場のISO45001の取得

2.    ISOの維持審査・更新審査の受審

3.    海外企業の監査の対応(適宜)