作業者保護(ケミカルハザード対策)

 

 シオノギファーマでは日々医薬品の製造を行っています。しかし、薬を届けるために働く人々が、その製造によって健康を害するようなことはあってはなりません。このため、作業者の安全衛生を担保することを目的とし、リスクに基づく合理的かつ科学的な管理による作業者保護(ケミカルハザード)対策の仕組みを定めています。

 化学物質の非臨床/臨床試験情報から「作業者ばく露許容限界(OEL、Occupational Exposure Limit)」を設定し、そこから「封じ込め性能区分」を求め、設備や保護具に必要とされる機能を割り出し、適切な性能のものを選定します。この後、リスク分析、ばく露測定から、作業環境が作業者ばく露許容限界以下であることを確認しています。近年、労働安全衛生法が改正されましたが、この改正法令に準拠する対応を行っています。

 社会貢献

 

 シオノギファーマでは、地域コミュニティの中心的な存在として関係団体と協力し、地域の環境美化や防災など様々な活動に積極的に参加し、貢献しています。

 

 私たちは、EHSポリシーの第5項、「地域・社会の環境保護活動ならびに安全衛生活動に協力するとともに情報公開等のコミュニケーションを通じて社会との信頼関係を築く」に沿って、地域の環境美化、防火防災力の充実と強化、交通安全啓発活動および高齢者の一人暮らし世帯や障害者世帯の雪掻き支援など、様々な地域活動に多数の従業員が積極的に参加しております。今後も、地域社会とのより良いコミュニケーションの確立を目指していきます。

● 主な活動

 

環境美化

工場周辺の清掃による環境美化活動(各工場)

大阪中央環状線沿いの一斉清掃に参加(例年9月_摂津工場)

大阪府みどりの風の道ネットワーク形成のための幹線道路沿いの壁面緑化(摂津工場)

金ケ崎町クリーン作戦(地域清掃)に参加(例年4月_金ケ崎工場)

 

防火防災

秋季火災予防運動に伴う街頭防火宣伝(各年1回_摂津工場)

消防団協力事業所認定(北上市・金ケ崎町)(金ケ崎工場)

 

交通安全

交通安全運動期間中、交通量が多い国道4号線沿いにて交通安全街頭活動(年4回_金ケ崎工場)

春の全国交通安全運動期間中、交通量の多い国道11号線沿いにて交通安全啓発活動(年1回_徳島工場)

 

工場見学・インターンシップ

近隣の大学生、高専生等を対象に工場見学やインターンシップを実施(各工場)

「トライやる・ウィーク」中学生の職業体験受け入れ実施(伊丹工場)

 

ボランティア

金ケ崎町スノーバスターズに参加(高齢1人暮らし世帯等への雪掻き支援)(例年12月~3月_金ケ崎工場)

団体献血への協力(年1~2回_各工場)

 健康経営への取り組み

 

 シオノギファーマでは、「健康経営を推進する」をEHS活動の目標の1つに掲げ、各拠点で健康にフォーカスする取り組みを企画しています。

 摂津工場においては、新型コロナウイルス禍に端を発した活動量低下の懸念から、フレイルに関する取り組みをスタートしました。2023年度は健康診断にフレイル測定を取り入れ、動画による周知活動も行っています。また、別の取り組みとして姿勢測定により身体のゆがみを数値化するイベントも行いました。

 その他の拠点においても、メンタルヘルスセミナーや腰痛セミナーなど、自らの健康を自ら管理し、改善する取り組みを行っています。